私は10年ほど前にサウナにハマりました。「ととのう」という言葉もなかった頃。オッサンばっかのサウナでロウリュを初めて経験した衝撃。サウナより水風呂の意味と気持ち良さに気づいた感動。ここらへんはまた書きます（元気になれたら）。しかし最近のサウナブームでどこも混んでいるので足が遠のいていました。ここ最近はスーパー銭湯に行ってもお風呂に入ってばかりでサウナは避けるくらいでした。
しかしネットでサウナは自律神経を整え鬱に効果的という記事を読み、藁にもすがる思いで近所のサウナへ。サウナは相変わらずの混みっぷり、また10年前にはなかったサウナハットとやらを被った若者がちらほら。とりあえず入って汗をかき水風呂へ。少しスッキリ。もう一回汗をかき水風呂へ。さらにスッキリ。よし、もっかい。スッキリ。サウナすごい。
ポジティブな気持ちにはなりませんが、異常なまでのネガティブ感情は消えました。我ながら単純です。
今の職場がイヤでイヤでしょうがない気持ちは変わりませんが、明日辞めたい、などというまではいかず冷静になることができました。
そして翌日は運動を、ジョギングをしました。「ストレス脳」のアンデシュ・ハンセンは鬱には運動が効くと唱え、高城剛も事あるごとにジョギングをすすめています。会社を早退した日は歩くのもやっとでしたが、運動できるくらいの気持ちと体調にはなったので「えいや！」と勇気をだしてジョギングに繰り出しました。超スローペースで5キロのコースを走り、途中雨に降られましたがなんとか完走しました。天気雨で雨宿りしているとき空と雨がキレイで、世界はこんなゴミなのに美しい、そして自分は何とちっぽけなのだろう（笑）？と悩める若者のような気持ちにさえなりました。
自分の悩みなど地球規模で見ればミジンコのようなものだしくだらない、何にも遠慮せず図々しく生きようと思えたのは収穫でした。
今の会社にずっといるつもりはない、しかし辞めるその時まで利用してやろう、そんなゲームだと思えたら少し気が楽になりました。
続きます。
