偏愛イヤフォン

昔はオーディオが好きでヤマハのNS10MとJBLのスピーカーを持っていたのですが7年くらい前に手放しました。音楽を聴くのがCDプレーヤとターンテーブルからPCやiPhoneがメインになってしまい少しずつオーディオ機器への興味が薄れてしまったからです。昔はiPodだと音が悪かったですがあっという間にロスレスハイレゾとCDよりも良い音になりました。あとやはりケーブルレスは部屋がスッキリします。

iPhoneだとイヤフォンでのリスニングが中心になりました。

 

最初に買ったのはソニーノイズキャンセリングイヤフォンのMDR-EX31BNの赤。ノイズキャンセリングって苦手だったのですが飛行機や新幹線に乗るときはノイズキャンセリングが便利で愛用してたら慣れてずっと愛用してました。これはかなりお気に入りで壊れたり失くしたりで3台くらい買いました。

 

MDR-EX31BN | ヘッドホン | ソニー

 

あと並行してBeatsのイヤフォンも使ってました。MDR-EX31BNはコントローラ部分が大きくて邪魔なのでジョギングのときなどはBeatsを使用していました。


Beats Flex – 一日中楽しめるワイヤレスイヤフォン – スモークグレイ - Apple(日本)

 

その後はMDR-EX31BNとBeatsだけでなくソニーのWI-XB400も愛用してました。重低音モデルということで低音が迫力があり良かったです。これも失くしたり壊れたりで3台くらい買いました。


WI-XB400 | ヘッドホン | ソニー

 

基本的にBluetoothでもケーブルがあるセミワイヤレスのものを使っていてフルワイヤレスは耳から落ちるのが怖くて使っていません。ケーブルがある方が落ち着きます。

 

あるとき仕事でzoomで大事な会議がありオンライン会議用にコンビニで買った有線のイヤフォンがあったのですが見つからず、なおかつWI-XB400も調子悪くなってしまって新しいBluetoothのイヤフォンを買おうと思ってたのですがなんとなくzoomで使うことを考えて有線のイヤフォンを買いました。iPhone純正のイヤフォンは何千人の耳に合わせて作ったとか言ってますが私の耳には全く合わず1秒でスポッと耳から落ちます。Bluetoothも欲しかったのですが2つ買うのもお金もったいないなとと思い有線イヤフォンの方だけ買いました。

ヨドバシカメラで購入し、帰りに歩きながら聴いてました。ヨドバシのポイントもあったのでライトニング変換もちょっといいやつ買って、イヤーピースもソニーのいいやつを買って付けました。その後も電車の中、街中、外出のときにいつも使ってました。やはりBluetoothに比べると有線のケーブルは長く当然ですがiPhoneに物理的に接続されてるので少し邪魔だなくらいにしか思っていませんでした。

 

ある日、耳にイヤフォン突っ込んだまま帰宅したのですが(耳栓代わりで音楽は鳴っていなかった)その日は疲れててそのままベッドに倒れ込みました。

動きたくなくてイヤフォンもしたままだったので音楽を聴こうとiPhoneで適当にプレイリストを流しました。音楽をプレイすると疲れていたにも関わらず一気に目が覚めました。なぜなら、めちゃくちゃ音が良かったのです。おそらくエイジングされていい状態になったのといつも電車の中やカフェなど外の騒音のあるところでばかり聴いていたからそのイヤフォンで静かなところで音楽を聴いたことがなかったからだと思います。Bluetoothのイヤフォンばかり聴いて悪い音に慣れていた耳には衝撃的でした。

 

ハッキリ言って全然高くありません。高級なイヤフォン、ヘッドフォンで聴いている方からすると音質だって大したことがないと思います。しかしオーディオの興味がなくなっていた私には良い音で好きな音楽を楽しむということを再度思い出させてくれました。

実はWI-XB400で聴いているとき長時間音楽を聴けなくなっていました。それは音楽があまり好きではなくなったと思い込んでいました。昔は何時間でも聴いていたのに、と。それは違いました。音質が悪かったからです。Bluetoothで聴くと耳が疲れストレスが溜まるのです。良い(有線の)イヤフォンを使えばずっと聴いていられます。

同じ金額を出すならBluetoothより有線の方が絶対に音質がいいです。またBluetoothで圧縮された音ばかり聴いているとその音に慣れて耳が衰えます。

そのイヤフォンだとロスレスの新しい曲なんかはキラキラして伸びやかに聴こえます。ライブは臨場感があり不自然なお取引がしません。また私はハウスミュージックが好きなのですが、90年代、00年代のハウスDJのMIXをロスレスで聴くと当時のアナログレコード+Urei1620+ベスタクスのアイソレータの組み合わせの音質がそのまま自然に感じられます。Ureiをそのまま感じられるだけで気持ちよいです。

 

音質を求めるならいくらでも高いものはあります。ソニーにだってもっと高いイヤフォンはありますし他メーカーにもいい商品はたくさんあります。本当に音質を追求するなら開放型ヘッドフォンがあります。しかしオーディオは好きですが何十万円もかけるつもりはありません。

しかし6000円程度でこの音質、ハウジングに真鍮を使っており音の抜けが良く、真鍮デザインもお洒落で今ではブラウンとブラック両方持っています。Bluetoothとの明らかな音質の違いと音楽の楽しさを再度気づかせてくれたこのソニーMDR-EX650が好きです。(ゴールドは真鍮が酸化しますが…それも古い管楽器のような味だと思うことにします)

 

MDR-EX650 特長 | ヘッドホン | ソニー