休職から退職まで3

最終的に決めたことは職業訓練校に行くことでした。働くのはイヤなのでなるべく労働を先延ばしにしたい気持ちと、訓練校に通っている間は雇用保険も出るし資格を取得して何かしらの仕事を得ることはできるだろうとの考えからでした。とある訓練校にのとある科に申し込み、ハローワークの人に見学会を勧められたので見学会にも参加。見学会にはいろいろな人々が来ていました。ダメそうな人、なんでこんなにしっかりしてそうな人が?という人、若い女性までいろいろと。逆に私はどう見られていたのか。

後日、入校の選考テストと面接がありました。

テストで私の席の前に座った人は見学会にもいた明るいおっさんで、ファンシーなプリントTシャツを着ていました。私はハローワークの方に言われてスーツを着て行ったのですが、スーツの人は私の他には二人だけ。一人は靴下は白ソックスでスーツはブカブカで着慣れておらず真新しい制服を着た中学1年生のようで、もう一人はテストだというのに筆記用具も何も持って来ず堂々と鉛筆と消しゴムを借りていました。テストは漢字のテストと数学と義務教育の範囲のものなので簡単でした。その後面接を受けて終了。一週間後にホームページ上で合格発表があり、その日のうちに書類も届きました。

 

職業訓練校に入校が決まったことをハローワークに報告に行くとハローワークでお世話になった女史に「おめでとうございます!」と言われて恥ずかしい。そんな大したものではない。

入校手続きの日、申込のため訓練校に行き受付をして制服を購入。試着してサイズを決めて購入しました。事前案内で現金にて支払いがあることは知らされていたにも関わらずお金を持って来ない人がいました。あと「Suica使えますか?」と聞いていたおっさんもいました。選考テストのときといい、これから一緒に過ごす同級生(?)はなかなかの強者が揃っていそうです。

 

 

 

 

休職から退職まで2

退職してみるとあっさりしたもので、なんの不安もないと言ったら嘘になりますが、その不安度合いは会社に勤めているときにも持っていたものとさほど変わりません。働いていても常に何かしら不安はあるものです。

やりたいことが特にあるわけではないのでこれから何をして生きていこうと考えますがすぐには思い浮かびませんでした。

ハローワークに行って雇用保険の手続きをして、就職について話を聞くもののすぐにはピンと来ませんでした。ヒマにまかせて町をぶらぶらしていろいろ働く人をずっと見ていてもやりたいことは見つかりません。時間だけはあるので飲食店、百貨店、駅、電車の車内、公園などで散策しながら街ゆく人を観察して、また過去の自分の経験などを思い出しているとやりたくないことは見えてきました。もうスーツを着て働きたくない、朝7時からスタバでMacBookを開いて仕事したくない、街中で携帯が鳴って路上であわてて手帳を開いて取引先とやりとりしたくない、パワーポイントで資料を作りたくない、プレゼンしたくない、ウザい横文字を使う人と仕事したくない、zoomなどでオンライン会議したくない、取引先のおっさんとプロ野球やテレビの話を聞かされたくない)、休みの日に電話取りたくない、閉店間際までスタバでノートパソコンを開いて仕事したくない、etc.

とにかくもう忙しいのはイヤで、営業もイヤ、マーケティングもイヤ、会社に尽くすつもりはありません。

そして何も見つからないままハローワークに足を運ぶ日々です。ハローワークでは担当してくれる人にいい人が多かったので救われました。

 

休職から退職まで

わたくしの休職から退職までのまとめです。

 

あるとき会社に向かう電車の中で動悸が激しくなり、パニック発作のような症状がありました。その日は早退させてもらい、週末の休みを経て翌週も会社に行き、週の前半はなんとかやり過ごしていたもののまたも電車の中でパニック発作を発症。再度早退し病院に行くと鬱病診断され会社に報告しそのまま休職になりました。症状としては不安、動悸、頭痛、意欲低下、睡眠障害など。医者に診断書を作成してもらい取り急ぎ画像で会社に提出しました。翌日からは悩んでいたのがウソのように会社と無縁の状態になりました。正直その時点で気分はかなり晴れやかになりました。これからの将来に不安が少しあるくらいです。

その不安を取り払うためにすぐハローワーク雇用保険などの確認すると多少は安心しました。その時点で当然ですが休職後の退職は視野に入れていました。

休職は最大で3ヶ月。傷病手当金をもらうには月に2回心療内科に通う必要があります。ですのだ月に2回はきちんと病院に通い医師に傷病手当金申込の書類の必要な項目に記入してもらい(お金がかかります)会社に提出。私は最初の診断書は1ヶ月の休職でしたので、1ヶ月後に再度新たな診断書を作成してもらい、再度傷病手当金の申請をしました。ですので手当の書類は2回提出したことになります。

その後回復したものの、当然その会社に戻る気持ちにはならず退職。

その後、ハローワークに行き諸々の手続きをしました。離職票を提出し国民保険に切り替え国民年金の免除申請をし、ネット証券のiDeCoの積立も一旦休止などの手続きをしました。

私は鬱で退職でしたので特定理由退職になり、3ヶ月の待機期間なしですぐ雇用保険をもらうことができました。

ですので休職、退職して数ヶ月間は給料はありませんでしたが、傷病手当と雇用保険で生活はできています。

いざ辞めてみると、お金ってなんとかなるもんだなという気持ちと貯金しておいてよかったという気持ちです。

 

 

ハローワークにいってきました3

ハローワーク2回目の認定日も無事済みました。

認定の後、職員の方に就職相談もしましたが、私の行ってるハローワークの職員はみんな良いひとで(たまたま私に当たる人がそうなのかもしれませんが)ハローワークに行くのは苦ではありません。

失業生活はゆっくりと考える時間でもありますが、それはなかなか快適です。あと最大で60年くらい生きる上で失業しているこの数ヶ月はロスなんかではなく大したことはありません。むしろ貴重なプラスの時間です。

一生懸命働くこと、一生懸命働いている人にはなんの文句もなく尊敬しかありませんが、私は仕事に自分の大半を捧げることはできないと気がつきました。若い頃は無知であるがゆえにガムシャラに働いてそれなりに充実を感じていましたが今はまったくそんなことはありません。

バランス良く暮らしていく方法を模索するためにハローワーク通いを続けていきます。完全に孤立した無職だと(かなりまとまった資産がないと)不安になりますが、ハローワークなり何かしら社会との接点というのは心の平安にも繋がるのである程度必要だと感じています。しかし、その接点とは大半の人は会社や仕事を通していますが、必ずしも会社である必要はないと感じています。それがなんなのかはまだわかりませんが…

自分が快適に暮らせる居場所をいくつか見つけたいと思います(ひとつだと何かあって離れるとき落ち込んで不安になるので)。

 

ハローワークにいってきました2

ハローワークで職業相談をしてきました。

次の認定日までに2回の活動が必要です。初めてなのでまずは相談ということで話を聞いてきました。講習や職業訓練について聞いてきました。職員の方はとても親切に対応してくださいました。

楽な仕事が良いと正直に言う私のわがままにもイヤな顔をせず親身になってくれました。

少しだけ今後の方針が見えてきたので、また進展があったら記します。

 

ハローワークにいってきました

ハローワークに行ってきました。

初日ということで職業講習会と失業保険に関する雇用保険説明を聞いてきたのですが、日本はなんだかんだでまだ行政がしっかりしているので失業者への対応が手厚いと思いました。せっかくなので今後しっかりハローワークを活用していろいろ学びます。

失業者という肩書きさえ気にしなければ無職は最高です。しかしいまの資産では仕事しないで一生暮らすのは難しいのでまた仕事することにはなりますが、いずれ辞めることもあるかもしれませんのでそのときに備えて失業保険について知りたいと思います。

 

 

失業保険をもらいに

ハローワークに行って失業保険の申込をしてきました。離職票を持って申し込んであっさり完了。これからは仕事を求める失業者として振る舞う必要がありますがそれでお金がもらえるならしょうがないです。お金はなんか知らないけど入ってくることもあるけど、何かをすることで入ってくるものでもあるのだと実感しました。失業保険の期間は150日、その間にわたしにやりたい仕事など見つかるのでしょうか。

休職期間から退職してやってることと言えば散歩、読書くらいのものです。わたしは極度のめんどくさがりのようで、はっきり言って散歩と読書くらいしかしたくないことがわかりました。人並みに旅行は好きだし、美味しいものを食べることは好きです。しかし日常生活では特に何もしたくない。何より普通の会社員の仕事でお金を稼ぐことや、体験を与えることやモノづくりすることでマネタイズするということにも全く興味が持てないのだと思います。現代人としては失格というか、市民生活するのに不向きなのでしょう。

 

私はイエロー・サブマリンの少年のようになりたい。