休職から退職まで2

退職してみるとあっさりしたもので、なんの不安もないと言ったら嘘になりますが、その不安度合いは会社に勤めているときにも持っていたものとさほど変わりません。働いていても常に何かしら不安はあるものです。

やりたいことが特にあるわけではないのでこれから何をして生きていこうと考えますがすぐには思い浮かびませんでした。

ハローワークに行って雇用保険の手続きをして、就職について話を聞くもののすぐにはピンと来ませんでした。ヒマにまかせて町をぶらぶらしていろいろ働く人をずっと見ていてもやりたいことは見つかりません。時間だけはあるので飲食店、百貨店、駅、電車の車内、公園などで散策しながら街ゆく人を観察して、また過去の自分の経験などを思い出しているとやりたくないことは見えてきました。もうスーツを着て働きたくない、朝7時からスタバでMacBookを開いて仕事したくない、街中で携帯が鳴って路上であわてて手帳を開いて取引先とやりとりしたくない、パワーポイントで資料を作りたくない、プレゼンしたくない、ウザい横文字を使う人と仕事したくない、zoomなどでオンライン会議したくない、取引先のおっさんとプロ野球やテレビの話を聞かされたくない)、休みの日に電話取りたくない、閉店間際までスタバでノートパソコンを開いて仕事したくない、etc.

とにかくもう忙しいのはイヤで、営業もイヤ、マーケティングもイヤ、会社に尽くすつもりはありません。

そして何も見つからないままハローワークに足を運ぶ日々です。ハローワークでは担当してくれる人にいい人が多かったので救われました。